第1話|40才を前に、将来が急に怖くなった理由ー仕事とお金の不安から資産形成を考え始めた話ー

仕事は嫌いじゃなかったし、むしろ頑張ることも好きでした。

それなのに、40才を前にして、
急に「このまま働き続ける将来」が怖くなってしまいました。

年収もキャリアも積み上げてきたはずの私が、
なぜ不安に押しつぶされそうになったのか。

資産形成を本気で考え始めることになった、
そのきっかけについてお話しします。

「私、このペースで、 あと20年働き続けなきゃいけないの……?」

仕事の締め切りに追われ、会議の直前5分前まで資料を作り、
明日も5時起きか……と思いながら、
23時、すっかり人もまばらになった電車に揺られていました。

そのとき、ふと頭に浮かんだのが、この言葉でした。

「私、このペースで、
 あと20年働き続けなくちゃいけないの……?」

無理。

絶対に無理。

そう思った瞬間、
強い絶望感に包まれました。

これが、私が本気で

「仕事を辞めても、生きていける経済力を持ちたい」

と渇望するようになった、最初のきっかけでした。

楽しかった仕事が、徐々にしんどくなっていった30代後半

振り返ると、私はいわゆる、仕事が好きな「バリキャリ」と呼ばれる層に入ると思います。

大学卒業後、新卒で入った会社で、働くことの楽しさに目覚めました。
自分に合う仕事や仕事の選び方が分からず紆余曲折をしながらも、
とにかく仕事には、全力で向き合ってきたと思います。

「仕事を頑張れば、年収は上がるし、できることも増える」

そんな考えを、
疑うことなく信じていました。

でも、それが当たり前に続けられたのは、30代半ばまででした。

37才頃までは、平日は毎日終電、土日も仕事という環境でも、
なんとか走り切ることができていました。

ところが、38才を過ぎた頃から、
週の途中、残業の時間帯になると集中力が続かず、仕事を切り上げる頻度が増えていきました。

少しずつ、「体に無理がきかなくなっている」という実感が出てきました。

仕事は楽にならない。むしろ、増えていく

一方で、仕事が楽になることはありませんでした。

むしろ、役職が上がるにつれて、
業務量も責任も、確実に増えていきました。

プレイヤー時代は、自分を追い込めば何とかなっていた仕事も、
管理職になると、責任範囲の拡大に加え、業務調整・部下の教育サポートが加わり、仕事は純増。

部で求められる成果に対して人員が足りない場面もありましたが、
中間管理職という立場と、もともと頑張りすぎてしまう性格もあって、
「これは無理です」と断ることができず、
結局、自分で巻き取って対応することが増えていきました。

今思えば、自分の身を守る行動が取れていなかったのだと思います。

身を削るにも、限界がある

以前なら、「これも成長の糧になる」と前向きに捉えられていた状況も、
次第にそう思えなくなっていきました。

そもそも、身を削るにも、体力的な限界があります。
そんな当たり前のことに、40才手前でようやく気付きました。

仕事量を調整しようと思っても、一度引き受けてしまった仕事を減らすのは簡単ではなく、
パフォーマンスも徐々に落ちていきました。

楽しかったはずの仕事が、「つらい」と感じる場面が、
少しずつ増えていきました。

働き続けないと生きていけない現実に気づく

一度、働く環境に疑問を持ち始めると、
これまで当たり前に頑張れていたことが、頑張れなくなっていきました。

転職も検討しましたが、
また同じように大変な環境に飛び込むリスクもあり、二の足を踏んでいました。

そんなことを考えているうちに、
「一度、仕事を休んで、立ち止まりたい」
そんな気持ちが、頭をよぎるようにもなっていきました。

一方で、私は独身で、一人暮らし。
日々の生活費もかかり、収入源は給与のみ。

働き続けなければ、生活が成り立たないことも分かっていました。

本気で、生き方を変えないといけない

  • 年々落ちていく体力
  • 仕事に全てを注ぎ、プライベートは崩壊
  • 楽しかった仕事も、今は辛い
  • それでも、仕事を辞めたら、生活できない

完全に、八方塞がりの状態でした。

「このまま続けたら、どこかで終わる」

そんな不安が、強烈な行動変容のモチベーションになりました。

こうして私は、資産形成に向き合うことになりました。

(続く)

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